スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

民主主義

幕末、日本の使節団がアメリカを訪れた折に、アメリカ議会の様子を見学したらしいが、
その激しい口論、やり取りを見て「まるで日本橋の魚河岸のようだ」と感想を漏らしたらしい。
要約すると「何をそんなにギャーギャー言い争っているのか、わけが分からない」のだと思う。
TVのディベート番組などを見て大人が言い争ってるのを見て、ハト時計も同じ思いを抱いた。
「何をそんなにお互いいがみあい口撃しあっているんだ?もっと仲良くすればいいのに」

ハト時計は議論が苦手だ。
小さい頃から年下の人間は年上の人間の言うことを黙って聞くものだ、という儒教的・封建的な
空気のもと生きてきたため、「議論」「弁論」というものに縁遠いのだ。
他人とやり取りするときは必ず主、従、のいずれかのスタンスにとどまることになる。
①自分の意見を採用する(他人の反論が一切ないことが前提)・・・主
②他人の意見を採用する(一切反論せず無条件に同意)・・・従
この二者択一的な方法で他人との間の関係を保ってきた。
結局は相手に奴隷的態度を要求するか、己が奴隷的立場に徹するかである。
これを交互に、シーソーのようにバランスを取りながらやってきた。
「前回は言うことを聞いてくれたから、今回は相手の言うことを聞いてやろう」・・・譲歩
「前回は言われた通りにしたから、今回はこっちの言い分を通そう」・・・

もちろん自分の意見を言うこともあった。
否定さえされなければ堂々と押し通せる。
ただし他人から強く否定されるとものすごくへこみストレスとなる。
専門学校時代、クラスメイトから「ダメ出しされるのが苦手やな」と言われたこともある。
否定を跳ね飛ばすほどの理論武装、反論ができない。
否定を跳ね飛ばすには強引な暴力・暴言しかない。
しかし暴力を振るう、暴言を吐くそんな勇気すらない。
それなら最初から意見なんて言わなければいい。
意見さえ言わなければ叩かれることはない。
他人に同意しておけば責任を取る必要はない。
何も言わず誰かに同調しておけばどうにか世の中渡っていける、それが処世術だと思っていた。
ホンネを語って責められるくらいならタテマエを語って褒められる方が心地よい、それが達観だと思っていた。

田舎ではそういう傾向が顕著に見られる。
誰かがある一つの意見を言えば「そうやなぁ」という同意を強制される。
「みんなと同じ考え」でなければ仲間と見なされない。
「みんなと違う考え」は罪であり徹底的に攻撃を受け、改心させられる。
だからムラの人間は同じ考えであることに何の疑問を持たない。
民主主義の理念よりも儒教の観念・ムラの因習が優先される。

ガッコで習った民主主義は聞こえが良かった。
なぜか?日常生活において民主主義のみの字も見受けられなかったからだ。
日本は民衆自らの手で民主主義革命を起こしていない。
敗戦によってカタチだけの「民主主義」制度が与えられただけだ。
だから民主主義の理念を持って行動する人間がほとんどいない。
「若いやつは年寄りの言うことを聞け」
「嫁はなんでも言うことを聞け」
「子供は親に絶対服従、逆らうな」
「他と同じが正義、他より上は嫉妬の的、他より下は中傷の的」

民主主義は尊い。みな平等に己の意志を表現する自由がある。
ただしそこには責任が伴う。そして他人を恐れず表現する勇気と強さが必要となる。
「民主主義って、人に強くなることを強要するのか?
 強さをもてないヤツは生きる価値なしということか?
 それじゃあ結局弱肉強食だろう!!弱いやつは消えてなくなれってか?
 封建主義、民主主義、そんなもの関係ない。今も昔も同じじゃないか!!」

「全ての人が同じ考え、同じ価値観を持っていたら争いは起こらないと。
 それこそ全世界の人間が【将軍様マンセー!】していれば平和になるはずだ!」
ハト時計はそれが平和の理想だと考えていた節がある。
争うことが苦手な者はどうにか争わないで済む免罪符を欲しがる。
「自分はこの国の主を崇め奉ってるのだから偉いだろ?お前たちに文句言われる筋合はない!」
立派な封建制度(≒衆愚政治)の完成だ。

ハト時計はそんな封建制度(≒衆愚政治)に適応してしまっている。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

木こりが薪を割るシリーズ<年代を問わず楽

  1. からくり 2. 水車 3. テラス・鳩 4. スィッチ部分   シャレー(山小屋) サイズ 高さ26cm/奥行き・・・16.5cm/幅・・・31cm 屋根先から分銅まで・・・58cm 文字盤・・・直径7cm 重さ・・・1.5kg (乾電池重量含む) 電池・・・単二乾電池3本 ドイツ職人の
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する
ランニングChammy
プロフィール

ヲイゲンシュタイン1世

Author:ヲイゲンシュタイン1世
三十路以降パッとしない自分に幻滅中の2児の父親。
子供以上にカーズはまりつつある。
いや、カーズ以上にはまっているのはONE PIECEだが・・・。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。